タイヤの空気圧



 タイヤの空気圧は低いほど良い?

車の挙動はタイヤの空気圧によって思っている以上に変化します。 またサーキットでのラップタイムを良くしようとすると空気圧調整はとても重要です。
極端な言い方をすると、空気圧を下げてタイヤのグリップを増せばタイムが上がるという訳です。

図1
上の図では中央を現在の空気圧だとした場合、それより空気圧を高めにした場合ハンドリングの応答性は向上しますが縦方向のトラクションはかかりにくくなります。
空気圧を低めにした場合は接地面積が増えて縦方向のトラクションの限界が高くなります。 このとき加減速に強くなり一般的にはタイムが向上しますがハンドリングがダルになります。
私の場合、サーキットで 2.2kg/cm2ぐらいから 0.1kg/cm2ずつ下げて行き、 1.9kg/cm2のところでタイムとハンドリングのバランスが一番良いような気がしました。

 空気圧調整は温間で!
気体は温度が上昇すると体積が増えます。つまり走行してタイヤが温まると空気圧が上がります。 ですから空気圧の調整はタイヤが温まってる状態で行います。
特にサーキット走行ではタイヤの温度が上昇し空気圧が高くなってしまうので、数周したら空気圧を調整することをお勧めします。
逆にサーキットからの帰り道は空気圧が低めになってしまうので、走行後は空気入れで空気を入れて適正値に戻しましょう。

UPDATE 2001.1.7


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